2013年10月12日

デザートイーグルの調整(カート)



先日の記事で、ハドソン製デザートイーグルで閉鎖不良が起きると書きましたが、原因はカートでした。
CPカートなのですが、インナーFピンの押し込みが不十分だったようです。これがスライドが戻る際の抵抗になっていたようです。
確かに説明書にも押し込みが不十分だと閉鎖不良が起こると書いてあり、ちゃんと押し込んでいたつもりですが、9パラや.45ACPと比べて44マグナムはカートが長いので、思ってるより奥まで押し込まないとダメなようです。タニコバM4MGのローダーを使ってもまだ足りない。結局、一度チャンバーへの装填→手動排莢を繰り返してデトネーターで押し込むのが一番のようです。

で、発火してみるとフィーディングは向上しましたが、不発が頻発。
カートを組み立てた状態でプライマー部分を押してみると、かなり動きが渋いです。
CPカートは打撃時にプライマーとキャップ火薬の2つが動かなければならないため、PFCよりも打撃力が必要ですが、デザートイーグルのハンマーは結構軽いです。
メインスプリングを強化するのも手ですが、とりあえずカート内をピカールで研磨します。

これで相当動きが良くなりました。
不発も激減!
でもまだゼロではありません。
よく見るとまだスライドが閉鎖しきっていません。
前述の閉鎖不良とは違い、どれだけ押し込んでもスライドは前進しないのです。
カートを装填していない状態と比べると、1ミリぐらいスライドが後ろにいます。

チャンバー空


カート装填時

これはカートストッパーの位置がおかしいのだと思います。カートがもっと前のほうまで来ていれば、ちゃんと閉鎖するはず。
この銃はデトネーターがカートストッパーも兼ねています。

方法としては、
1)デトネーターの後端を削り、デトネーターの全長ごと短くする。
2)全長は変えず、ストッパー部分を削り、カートがもっと前に来るようにする
という2通りの方法があります。
デトネーター先端とカート内のパーツとの間には十分余裕があり、1ミリぐらい削っても暴発しなさそうなので、(2)の方法でいく事にします。不発防止にも効果ありそうだし。
それでもダメならメインスプリングに手を付けよう!と決めて今日の調整は終了。
いや、カート磨いただけで調整とは言えないけど。
  

Posted by Red at 01:23Comments(4)モデルガン