2018年02月17日

GM12用カスタムフィードランプ


MGCのGM12やCAWのMGCリバイバルガバメントで、BWCのダブルキャップカートを使用するためのデトネーターを作り、新日本模型のMEUやCAWのナショナルマッチなどでテストを続けています。

デトネーターの寸法自体は比較的簡単に決まって完成しているのですが、あとは作動の問題です。
機種によってエキストラクターの形状を調整するのはまあ当然としても、フィーディングのほうに問題があります。
BWCのカートはフラッシュホール型のデトネーターを通す関係で、一般的なCPカートと比べて弾頭部分が太くなっているため、フィーディングトラブルを起こすのです。

このように、初弾〜2発目ぐらいまで必ず引っ掛かります。
デトニクスは装弾数6発なのであまり問題がなかったのですが、フルサイズガバに7発フル装填すると、チャンバーへ送り込まれる時にカートがおじぎをしてしまい、このような状態で止まってしまうのです。
これを解消するためフィードランプを削って形状を変更していったら、

スムースな装填を実現する頃には、ほとんど原型を留めないぐらいまで削り込んでいました。
これはなかなか大変です。
というわけで、フィードランプそのものも新規に作ってしまおう!と考え、あれこれ試した結果、このような形状に落ち着きそうです。

このフィードランプを使えば、7発フル装填&チャンバー+1発でも快調に作動するようになりました。
機種によってマガジンリップの調整も要しますが、とりあえずこれで最低限の調整で済みそうです。
またこのフィードランプは一般的なCPカートも使えるほか、タニオ・コバのイージーCPカートにも対応する事が分かったので、ZEKEのホローインナー用デトネーターも作ろうかと思っています。

ちなみに写真のフィードランプはチタン製ですが、高いので樹脂でも作ってみたんです。

耐久性には問題なさそうなのですが、弾力があるためか、うまく装填されない事が相次ぎました。
同じ設計でチタンと樹脂の両立は無理そうなので、樹脂用のフィードランプは再設計するとして、とりあえずチタン製のフィードランプとデトネーターは最終的なテストが済み次第出品しようと思います。
  

Posted by T.K.Red at 22:36Comments(1)モデルガン

2018年02月12日

映画『マンハント』


公開されたばかりのジョン・ウー監督の最新作『マンハント』を鑑賞してきました。
オール日本ロケで、ドンパチ盛りだくさんという注目の映画です。

内容は、はっきり言って「ビックリするほどのB級映画」でした。
いや、これは褒め言葉。
 後付けで辻褄を合わせるご都合主義な展開、
 んなアホな!な日本描写、
 クライマックスの研究所はコントみたいな設定
…等々、「これって80年代の映画?」という感じ。
しかし!私はこんなジョン・ウー映画が見たかった。
『レッドクリフ』も『ウインドトーカーズ』もイイけど、やはりジョン・ウーは現代ガンアクションです。ストーリーに緻密さなんて不要。やたら格好いいカット割りと、圧倒的な火薬量、男たちの熱い友情。これですよ。
“普通の映画通”がどう評価するかは知りませんが、私のように80〜90年代のジョン・ウー映画が大好きな者にとっては、「待ってました」の内容である事は間違いないです。

「白い鳩」「スローモーション」「ベレッタ2挺ラピットファイア」といった定番の要素はもちろんですが、
 「演歌をBGMに居酒屋に入っていくオープニング」とか
 「ハチの巣にされる宴会場のヤクザ」とか
 「大阪の川で水上バイクの大チェイス、そしてスローで御輿」とか
 「教会の代わりに神社」とか
 「無個性なヤラレ役の皆さん」とか
 「意味不明の日本刀攻撃」とか
 「銃撃戦の最中、心を通わせる男たち」とか
とにかく最初から最後までジョン・ウーらしさがダダ漏れ。

さらに、80年代の香港映画で育った自分なんかは、
 「倉田保昭、じいさんになったなぁ…と思いきや死ぬほど強い!」
というあたりも堪りません。もうとにかくお腹いっぱい。

また「B級映画」と書きましたが、ことアクションシーンについては、超が10個付くA級作品。
特に“牧場の銃撃戦”は圧巻。
近年は海外作品でも、ガスブロにCGでマズルフラッシュを書いたアクションシーンが多い中、それとは明らかに異質な炎と煙の迫力、それをジョン・ウーならではのカット割りとスローモーションが捉えます。

銃は序盤こそSAKURAが多用されますが、中盤からはベレッタ92系がワンサカ登場。近年のアクション映画で、これほどベレッタがたっぷり登場する作品はないと思います。これもジョン・ウー映画ならではでしょう。
とにかく、ジョン・ウー好きのための「お祭り映画」で、頭を空っぽにしてカッコ良さにシビれるためだけの映画。
福山雅治目当てで劇場に行った女子が閉口する事間違いなし!の傑作です。

そして自分としては、「日本のモデルガンと、ガンエフェクトの技術がなければ、この映画は完成しなかった」という事を書いておかなければなりません。
今作品はオール日本ロケなので、屋外はもちろん、建物内で使われている銃もすべてモデルガンなどのトイガンをベースとしたプロップのはずです。エンドロールではBIG SHOTの納富氏や、シャイニング早川氏などの名前を見ました。
言うまでもなくジョン・ウーの映画はガン・アクションがメインですから、それがロクなものにならないのなら作品は成立しません。
ジョン・ウーがこれまで実銃のブランクを使って撮って来た作品群と何ら遜色のない銃撃戦を、実銃が使えない日本で撮れたのは、日本のモデルガンの素晴らしい外観と作動性能、それをさらに確実に作動させ、迫力ある効果を生み出すガンエフェクト師の技術があったからに他ならないのです。
この事は映画の公式HPやパンフレットでも語られていませんし、今作を紹介する一般メディアでもまず触れられる事はないと思いますので、明確に記しておきたいところです。

写真は映画のパンフレットと、作中でも多用されたと思われるマルシン製ベレッタです。
自分が小学生の頃からあるモデルガンメーカーは、マルシンだけになりました。
色々と問題も指摘されるメーカーですが、今後も長くモデルガンを作り続けてほしいと思います。
近く、SANDカラーのベレッタを新発売するそうです。
完全新規は難しくても、このようにバリエーションを増やしてくれるだけありがたいです。
  

Posted by T.K.Red at 21:01Comments(3)映画・テレビ

2018年02月10日

無刻印マガジン(タニコバ)


写真右はタニオ・コバのシリーズ70に付属するマガジンでボトムにはコルト刻印。左は同じく1911A1付属のマガジンで、無刻印です。
コルト刻印のノーマル形状マガジンは、シリーズ70本体よりも先行して発売され、ガバ系マガジンの決定版とも言える出来に、自分も何本も購入しましたが、しかしコルト刻印が入っていると、コルト以外の銃、例えばスプリングフィールドとかキンバーとかの銃にはそぐわないという問題もありました。いや、別に使っても何も問題ないんですが、何というか背徳感みたいなものがあります(笑)。変な美意識かも知れないです。
で、タニコバ×MULEの1911A1用に無刻印マガジンが作られたので、これなら汎用性が高いと思いました。
新春ブラックホールのタニコバブースで購入しようと思いながら会場へ向かったのですが、販売されていませんでした。聞けば1911A1の発売後、割とすぐに用意していたスペアマガジンは売り切れてしまったようです。
ブラックホールでは入手できませんでしたが、先日訪れた地方のショップで売られているのをたまたま発見し、即購入。

やはりスプリングフィールドとかに使うには、コルト刻印じゃないほうがしっくり来ます。
まあ気にしなければ何てことないんでしょうけど。

タニコバブースでは、汎用性が高いのでまた作ってほしいというリクエストはしておきましたので、再生産に期待します。
またステンレス版の無刻印もほしいところです。
  

Posted by T.K.Red at 00:44Comments(0)モデルガン

2018年02月03日

キンバー ウルトラキャリーII(B.W.C.)


B.W.C.製、Kimber ULTRA CARRY IIを購入しました。
このモデルは過去に製品化されていますが、今回はスライドに新素材を採用し、耐久性がアップしているとの事で、過酷な耐久テストの様子がブログRock Field Armoryにてリポートされていました。その堅牢性を見て購入を決めた次第です。
また近年、B.W.C.製品はとても高価になっていますが、今回の3インチシリーズはなんとか手の届く価格である点も決め手です。


カリッと入った刻印が美しいです。
3インチのスライドは、デトニクスを見慣れていると非常に短く感じます。これだけ短いと発火時の衝撃でスライド破損のリスクが高まるわけですから、新素材採用による効果が期待されます。


渋い色合いの木製グリップが付属。この絶妙な色味のグリップも、今回購入に心を動かされたポイントの1つです。
セフティ類もキンバー特有の形状が再現されています。


貫通式のエキストラクターはステンレス製。
サビに強いのは発火好きには嬉しい仕様。外部に露出している後端だけは黒く塗装するかも知れません。


ブルバレルの形状も、実物をリアルに再現しています。
ショートリコイル機能はオミットされ、ストレートブローバック方式なのでバレルは後退もティルトもしませんが、あまり気になりません。
ただし実銃ではバレルが後退するため、ロッキングラグは1本しか露出しないようです。


ブリーチは実銃同様にフラット。
スライドと一体成形のため、継ぎ目もなくとてもリアルです。
排莢のタイミングを早めるために延長されたエジェクターが見えます。


フィールドストリッピング。
通常時は隠れて見えないリコイルスプリングガイド周りも、とてもよく再現されています。


バレルはチョークになっていて、発火時のガスはデトネーターのフラッシュホールからしか抜けません。

というわけでさっそく発火!

凶悪な轟音と共に凄まじいマズルフラッシュが放たれます。

排莢は問題ありませんが、次弾がチャンバーにうまく送り込まれず、ストーブパイプ状態に飛び出るトラブルが何度か発生しました。

マガジンリップの調整で、ある程度解消するものと思われます。
ロクに慣らしも行っていない状態での発火でしたので、もう少し様子を見てみるつもりです。


フルサイズのキンバーと。

B.W.C.やエランなどの製品は、購入を決めるのに少々勇気がいるのは事実ですが、同時にその満足感も非常に高いです。
このKimber ULTRA CARRY IIも大切なコレクションになりそうです。いっぱい発火するけど。
  

Posted by T.K.Red at 20:35Comments(5)モデルガン

2018年01月31日

さよならコクサイ

MK43MOD0
皆さんご存知の事と思いますが、本日を以てコクサイが活動休止となりました。
スナッブノーズ好きの自分は、小学生の時にコクサイのS&W M36チーフスのブルースチールモデルを購入しました。リボルバー全盛の時代でしたので、自分の周りにもMGCに次いでコクサイ愛用者は多かったですね。

コクサイは何度か存亡の危機に直面しながらも、シリンダーの仕様変更、メガヘビーウェイトモデル、スタンダードモデルなどのバリエーション展開を行い、冬の時代のモデルガン業界を支えてくれていたと思います。
最近はタナカなど他メーカーからも良質なリボルバーがリリースされ、お株を奪われていた感はあります。今回の活動休止も、時代の流れを感じずにいられません。
コクサイ製品を新品で購入できるのは、流通在庫が最後という事になります。記念にチーフスのスタンダードモデルか何かを購入するかも知れません。もしくは考え方を変えて、現在進行形で活動しているメーカーのモデルガンをこの機に何か1挺購入し、コクサイが支えてくれたモデルガン業界に貢献するという方法もあります。

今後コクサイの金型がどこかへ引き継がれ、復活する可能性もあるかも知れませんが、ひとまずここでコクサイに関わった方々にお疲れさまでしたと伝えたいです。
  

Posted by T.K.Red at 22:19Comments(2)モデルガン

2018年01月29日

キンバーをセラコート


写真は2年前のブラックホールで購入したBWCのキンバーです。
比較的シンプルなスタイルに、外装式エキストラクターのアクセントが素晴らしく、お気に入りの1挺です。
非常にキレイに仕上げられていますが、使用に伴う塗装の剥がれが気になり、スライド、フレームともセラコートを施す事にしました。
実際にセラコートの作業を行う鈴友は、一般から直接の依頼は受け付けていないため、トイガンショップなどの代理店窓口を通しての依頼となります。自分はいつも秋葉原のショップでお願いしています。

今回、施工をお願いしたのは昨年10月下旬。最近は完成まで2ヶ月以上かかる事も多くなりましたが、今回はさらにかかって3ヶ月以上。
ようやく戻って来ました。

色はアーマーブラック。最もマットな黒です。本当は少し光沢のあるグラファイトブラックという色にしようと思っていたのですが、様々な事情からアーマーブラックに落ち着きました。

ムラなどなく、キレイに仕上がってます。セラコートの技術もさる事ながら、BWCによる丁寧な下地処理も効果を上げていると思います。

スライド、フレームの他、グリップセフティ、メインスプリングハウジング、サムセフティも同じ色でセラコートしてもらいました。
ガバのグリップセフティは、所有する物すべてセラコートしてしまいたいとすら思います。どれだけいじっても白くならないというのは、やはりイイです。

以前、自前で黒ニッケルメッキをした外装式エキストラクターも、ようやく組み込めました。

スライドとの統一感はありませんが、この銃の特徴的な部分なので、目立っているのは自分的にはOKです。
メッキ層の強度と、対サビ効果はどうでしょうか。発火テストを続けたいと思います。

これで何の心配もなくキンバーを弄り回せそうです。
  

Posted by T.K.Red at 22:43Comments(2)モデルガン

2018年01月27日

BWCカート対応5連ローダー


カートリッジに火薬をセットする際に5発同時に行える5連ローダーを以前作りましたが、BWCのダブルキャップカートのインナーを規定位置まで押し込むのにも対応したバージョンも作りました。
短い側を使って、5ミリキャップをセットしたインナーを押し込みます。

BWCカートは、この規定位置までセットしないと、5ミリキャップが暴発する可能性があります。
ブラックホールのBWCブースでは、毎回発火体験用のカート作りが大変そうなので、ブースでスタッフとして活躍されているKUROさんに試作をお送りしたところ、ブログで紹介してくださったので、せっかくの機会なのでDMM.makeへ出品しました。
マルシンのPFCに火薬をセットする際にも有効です(メーカー規定位置よりは少し浅くセットされますが)。
また、このローダーはMTMのアモケースにも対応していますので、当方の作ったカートスタンドとセットじゃなくても使えます。


もっと効率的にセットできるように改良を続けますし、BWCカートについてはインナーに5ミリキャップを楽にセットするツールも開発中です。これが出来れば、だいぶセットが楽になりそうです。
  

Posted by T.K.Red at 22:50Comments(4)モデルガンDMM.make出品

2018年01月23日

モデルガンクロニクル


ホビージャパンから発売になったムック『モデルガンクロニクル』を購入しました。
歴史的傑作のGM2と、その系譜の最新作GM7.5の2挺が並ぶ表紙が素敵です。

内容は大きく2部構成で、前半はMGCを中心としたモデルガン誕生〜黄金期までのヒストリー、そして後半はくろがねゆう氏が旧Gun誌やGun Professionals誌に連載しているビンテージモデルガンの紹介記事の中からの再掲載。
特に前半のMGCモデルガンヒストリーは、MGCの広告やカタログが多用されており、眺めているだけでもワクワクします。
宣伝が非常に上手かったというMGCのこれらチラシ類は、それだけで写真集を作ってもよさそうなほどハイセンス。もちろん記事も読み応えありそうなので、久々にじっくりと読みたい1冊です。

モデルガン関連本は毎年出版されるものではないので、2年前に『モデルガンクラシックス』が発売された時の記事では「この周期で行くと、次にモデルガン本が出版されるのは、2020年でしょうか?」と書いたんですが、意外と早く新しい本が出版されて嬉しい限りです。
  

Posted by T.K.Red at 18:16Comments(8)雑誌・メディア

2018年01月21日

9mmイージーCPテスト


新春プラックホールのタニオ・コバブースで購入した9mmイージーCPカートの発火テストをしました。
今回使用した銃はマルシンのベレッタ92FSと、タナカのグロック17です。
まずはカートと同時購入したデトネーターを用いて、マルシンベレッタからテストです。

発火、作動、排莢とも問題なし。
快調に1マガジン撃ちきり、銃を分解してバレルを確認すると

やはりいつものところがやられてました。
純正PFCよりもパワーが強いという事でしょう。リコイルスプリングの強化で対応できるかも知れませんが、これ以上発火するとバレルが破損し、銃にも影響を及ぼしそうなので、ベレッタは1マグで終了。
そのうちリコイルスプリングを変えて再挑戦します。

続いてタナカのグロック17です。
何度か書いている通り、M39/59用のデトネーター後端(インサートに接する側)を1mm削り、全長を52.5mmにする事で使用可能です。

以前.380ACPのイージーCPカート用に作ったこのデトネーターを使用します。
とりあえずフィードランプやリコイルスプリングはノーマルのまま、デトネーターだけ組み込んで10発発火。

装填、排莢とも問題なし。
.380ではストロークが短いためにパワー不足となり、リコイルスプリングを弱くしましたが、9mmのパワーは十分で、ノーマルのリコイルスプリングで問題なさそうです。リコイルは鋭いですが、オーバーパワーという感じはしません。

しかし、マガジンにフル装填して発火しようとすると、

初弾〜5発目ぐらいまでフィードランプに突っかかるトラブルが発生。
手動の操作ではあまり問題なかったのですが、ブローバックさせるとフィーディングトラブル。
やはりフィードランプの加工は必要みたいです。

フィードランプをチャンバー内にかけて削り込み、なだらかな角度にすると同時に、太い弾頭に合わせて凹型ではなくなるべく平らに近くします。

とりあえずこれでフィーディングはだいぶ安定します。
それでも3マガジン撃ってフィーディングトラブルが1マグにつき2〜3回ぐらい起きるので、もう少し調整が必要ですね。

デトネーターをもう少し短くすればSIG P226に使えるはずですし、さらに切り詰めればUSPもイケると思いますから、順次試していこうと思います。

このカートは、ZEKEのホローインナーを使う際のケースとしての使用も期待されます。銃との相性によっては、C-Tecよりも安定するかも知れません。
9mmカートは用途がたくさんあるので、長く楽しめそうです。
  

Posted by T.K.Red at 14:59Comments(2)モデルガン

2018年01月17日

デトニクス用ノーマルデトネーター


年末に古いGM5のデトニクスを修復し、その修復箇所はまったく問題無いのですが、
発火していたらデトネーターが…

折れました。
スモールカート仕様のデトニクス用デトネーターは、樹脂を挟み込む3ピース構造になっており、以前も接合部が折れたのですが、今回は樹脂の真ん中が破断。もうダメだこりゃ。
この樹脂部分だけを新たに作り起こしても良いのですが、金属部分も汚いから、一体成形で全部作っちゃいました。

例によってチタン製で、コストダウンのため中空構造。ただし貫通はしていないためガス抜け効果はありません。あくまでもオリジナル品の復元です。

下写真の上は知り合いから頂いた奇麗なデトネーターで、今は別の個体に取り付けています。

デトネーターの設計もだいぶ慣れました。
このようにオリジナルと同じデトネーターを作るだけなら、採寸と設計合わせても1時間程度です。

発火してみましたが特に問題なし。
寸法などにアレンジした部分は特にないから、何か問題が起きるとも考えにくいので、もうDMM.makeに出品しました。
ついでにこちらもオリジナルを復元したエジェクターも出品。チタンはサビないところが良いです。
  

Posted by T.K.Red at 18:58Comments(3)モデルガンDMM.make出品

2018年01月13日

ブラックホールで購入

浅草で新春ブラックホールが開催中です。当方は本日の昼間に参加してきました。
タニオ・コバ及びBWCブースで購入した物は以下です。

BWCブースにて、
 ダブルキャップカート
 バンパー付きステンレス7連マガジン
 VZグリップ
 アシストスプリング

そしてタニオ・コバブースにて
 新製品9ミリイージーCPカート
 マルシンベレッタ用デトネーター


9ミリのイージーCPカートは、発表からだいぶ経ちましたが、とうとう発売です。
イージーCPカートはその仕組み上、弾頭の開口部を大きくとらなくてはならないため、フィーディングに問題が起きがちです。
フィードランプの加工は必須と思われましたが、マルシンの92FSにて手動での装填/排莢をテストしてみたところ、バレル無加工でフィーディングに問題は起きませんでした。
さらにタナカのグロック、SIG、HK P8などでも手動装填を試してみたところ、すべてフィードランプを加工する事なくスムースに装填されました。マガジンリップやスプリングテンションなどの調整は必要かも知れませんが、「汎用カート」を目指して設計された跡がうかがえます。これは傑作の予感。
ベレッタ以外のデトネーターも順次発売されるでしょうが、以前.380カートでの発火記事に書いた通り、M39/59用のデトネーターの後端を1ミリ削り、全長を52.5ミリにすればグロックで使えるはずです。
近々ベレッタとグロックで発火テストしようと思います。
  

Posted by T.K.Red at 18:21Comments(2)モデルガン

2018年01月06日

Vショーありがとうございました!

ビクトリーショーは本日、明日の2日間開催ですが、当方は本日のみの参加でした。
当ブース及びモデルガン発火体験にお越し頂いた皆様、ありがとうございました!
我々の出店はありませんが、明日もぜひ足をお運びください。

先日予告した通り、ルガー・セキュリティシックス用のエジェクターロッドなど、補修パーツの試作品を展示しました。どれだけの需要があるか分からなかったのですが、予想以上に関心を寄せてくださる方が多く、激励の言葉を頂戴しました。頑張って完成させます!


明日のVショーが終われば、1週間も経たずに同じ場所でブラックホールです。こちらはタニオ・コバやBWCの出店があるのでまた楽しみです。
  

2018年01月04日

6日(土)はVショーで発火体験


今週の土日は都立産業貿易センター台東館にてビクトリーショーが開催されます。
当方は6日(土)のみディーラー参加で、いつものようにモデルガンフリークスと共に『モデルガン発火体験』ブースも設置します。
場所は5階E13〜15です。
『モデルガン発火体験』コーナーにお越し頂ければ、どなたでも無料でモデルガンの発火を楽しんで頂く事ができます。
モデルガン未体験の方や、モデルガンの発火から久しく遠ざかっている方など、多くの方に発火を体験して頂きたいと思っています。

使用するモデルガンは主催者準備の物に限りますので、持ち込みでの発火は不可となっています。

基本的にはタニオ・コバの1911系を使用しますが、不定期に抽選が行われ、幸運にも当選された方には1911以外のモデルガンも発火して頂けます。
例えば

多弾数オートとか、


M4をフルオート発火とかできちゃうかも?
ランダムな抽選ですので、こういうのを撃てた方はラッキーですが、そうでなくてもタニコバ1911発火だけでも十分楽しめますので、ぜひともお立ち寄りください。

またご来場予定でご興味のある方は、前回Vショー開催前に投稿した記事『モデルガン発火体験の予習』シリーズもぜひご覧頂ければと思います。


モデルガン発火体験の予習
第1回 モデルガン発火の楽しさを知る

第2回 モデルガンの扱い方(前編)
第3回 モデルガンの扱い方(後半)
第4回 モデルガンの種類と購入のすすめ

  

2018年01月03日

コルト・コブラ

今売りの『Gun Professionals』誌のToshi氏による新旧コルト・コブラの記事が興味深いです。
コルト製のスナッブノーズリボルバーというのは、それだけでワクワクするはずですが、昨年4月号のショットショーリポートで初めてその写真を見た時には、松尾副編集長のキャプション通り、あまりのカッコ悪さに愕然としました。特にトリガーガードの形状の悪さにはガッカリ。あれが全体の印象にもかなり悪影響を与えていると感じます。
ところが今回のToshi氏の性能に対する高評価を読み、印象がかなり変わりました。ゲンキンなもので、性能が良いと分かると、それが機能美としてカッコ良く見えて来るものです。グロックと同じですね。
Youtubeで実銃レビューを見ても、やはり評価は高いようです。

こうなるとS&Wの近代リボルバーをモデルアップしているタナカさんに、ぜひともこのコルト近代リボルバーもトイガン化をお願いしたいものです。

写真はタナカのディテクティブスペシャル。刻印違いで、旧コブラも作ってほしいですね。

そのGunPro誌に掲載されていた広告によると、今月22日に『モデルガンクロニクル』というムックが出るようです。
MGCの特集らしいので、これは非常に楽しみ。さっそく予約しようと思います。
  

Posted by T.K.Red at 17:46Comments(2)雑談雑誌・メディア

2017年12月29日

ルガーセキュリティシックス用パーツ製作中

今月発売された『Gun Professionals』の、くろがねゆう氏によるカレイドスコープ・エッセイ『真夜中のガンロッカー』は3Dプリンター特集です。自分もまだ3D造形を始めて1年にも満たない素人同然なのに、僭越ながら協力致しました。

記事の中でも触れられていますが、現在作っているのが、

WA製のスタームルガー・セキュリティシックス用のパーツです。
“MGC大好き、時々コクサイ&マルシン”だった自分は、この銃も含めてWAのモデルガンには縁がなかったのですが、マニアの間ではセキュリティシックスは根強い人気があります。
その半面、パーツに使用されている亜鉛の質が良くないためか、変質、変形、崩壊などが起きているそうで、もちろん絶版のため交換用パーツも入手困難ですから、愛好家の方々がその対策に迫られている様子がネット上でも多く見られます。
特に問題とされているのはエジェクターとシリンダーラッチですが、とりあえず代替パーツさえ作ればなんとかなりそうなシリンダーラッチから作ってみました。

2回の試作で、かなりオリジナルに近い寸法となりました。これは程なくDMM.makeにも出品できるはずです。
写真はチタン製ですが、強度的に問題がなければ樹脂でも良いかも知れません。樹脂製にすると価格が圧倒的に安くなります。

ラッチの目処が立ったところで、エジェクターも作ってみました!

これはもう少し修正を入れますが、ロッドを締め込むネジ部分の薄さがネックです。
3Dプリンターで造形できる薄さの限界を遙かに超えており、後加工で薄くするか、設計自体を見直す必要がありそうです。
ただ、これもなんとか解決の目処は立っているので、来年の早い時期には完成するでしょう。
リボルバー用の3Dプリンター製パーツは、オート用のそれよりも、違法やモラル違反にならないように慎重に作るつもりです。

とりあえず今回の写真にあるパーツは、1月6日(土)のビクトリーショーに持って行って展示しますので、ご興味のある方は手に取ってご覧ください。

そのビクトリーショーでは、またまた『モデルガン発火体験』ブースも設置します。


ビクトリーショーは、1月6日(土)、7日(日)の2日開催ですが、当方のブースと『モデルガン発火体験』は、どちらも6日(土)のみの出店となります。
  

Posted by T.K.Red at 13:14Comments(0)モデルガン

2017年12月25日

デトニクス修復パーツ付きエジェクター


MGC系のデトニクスは、CAW製も含めて数挺所有していますが、写真のコレは中学生の頃に買った物で、スモールカートを使用するセンターファイヤーモデルです。
とても快調に作動しますし、愛着もあるので色々とヤレていても気にせず愛用しているのですが…

だいぶ前からインナーシャーシの後端が破損しています。
変形しているのを発見し、ペンチでクイッと直そうとしたら、ボロッといきました。
この部分は無くても作動に影響しないのですが、

構えた時に必ず目に入る場所なので、とても気になります。

大雄などで中古のインナーシャーシを買ってくれば済む事なのですが、3Dプリンターによるパーツ製作の研究中なので、勉強がてら補修パーツを作る事にしました。

左がオリジナルのエジェクターで、右が破損したインナーシャーシ後端とエジェクターを一体にした補修パーツです。
例によってチタン製です。

シャーシの破断面をヤスリで削って直線にした後、製作したエジェクターを装着!

他社のモデルガンはこのようにエジェクターがフレーム後端まで伸びているので、作動性や耐久性に影響はないだろうと思います。
1マガジンだけですが、発火もしてみましたが問題なし。

これでようやく普通の姿に戻った感じです。
  

Posted by T.K.Red at 23:43Comments(7)モデルガン

2017年12月23日

7発ステンレスマガジン

先日、タニオ・コバから発売されたステンレス製のノーマル形状、7発マガジンです。

タニオ・コバのモデルガンはオープンカートで手軽に発火を楽しめるのが利点ですが、オープンカートは発火ガスの吹き戻しが多く、マガジンが錆びやすいです。
バンパー付きの8連マガジンはだいぶ前にステンレス製が発売され、同社のカスタムガバには必需品となっていましたが、ついにノーマル形状の発売です。これでシリーズ'70などもサビを気にする事なく発火しまくれます。
表面はマットではなくテカテカしており、8連ステレンスと同じ質感です。


ボトムはコルト刻印。無刻印バージョンも欲しいところです。
まだ使用しての発火はしていませんが、問題ないに決まってます。

このマガジンがあると、銃もシルバーモデルが欲しくなりますね。
  

Posted by T.K.Red at 16:29Comments(0)モデルガン

2017年12月21日

MGCガバWキャップ発火調整


前回の続き。
リアルサイズカートを使用するMGC系のガバメント(GM12)に、BWCのカートを使用するダブルキャップ発火への道です。

デトネーターはもうこれで完成。カートストッパーから先端までの距離や、先端形状はデトニクス用の寸法を流用できるので、比較的簡単に出来ました。
後は銃本体の調整です。

■エキストラクター
MGC系列の製品はエキストラクターの加工は不要だという事が分かりました。やるとするなら、下側のエッジを斜めに落として、リムが入りやすくするぐらいでしょう。

CAW製のMGCリバイバルシリーズはエキストラクターの加工が必要です。CAWのCPカートはリムが薄く、エキストラクターの爪もその形状に合わせてあるため、加工しないとキツすぎてはまりません。

下からカートを入れてみて、リムがスムースにはまるように爪の形を整えます。
削りすぎて緩くなると排莢不良の原因となるから少しずつ。

■フィードランプ
カートをマガジンに装填して手動でチャンバーへ送り込もうとしたところ、フィードランプにカートの先端が突っかかる給弾不良が発生。

マガジンに5発装填ぐらいなら問題なく送り込めるのですが、7発フル装填すると初弾〜2発目が必ずこうなります。
これはフラッシュホール型のデトネーターを通すためにカート先端形状がノーマルのCPカートと異なる事が原因と思われます。

自分の知る限り、GM12のフィードランプは、下の2種類の形状があります。

たぶんですが、奥のフラットな形状の物はリアルサイズカート化されたばかりの頃のもので、手前のくぼみがあるタイプはMGC後期に見られたものだと思います(この辺の変遷は詳しくないので、おそらくですが)。ちなみにCAWのフィードランプは手前の形状です。

試してみたところ、奥のフラット形状のフィードランプでは、加工なしでOKでした。7発フル装填でも問題なく送り込まれるようです。
写真でもお分かり頂けるかと思いますが、両者はくぼみの有無だけでなく、長さも異なります。フラットタイプのほうが長く、よりカートに近いところまで突き出るのです。フラットタイプでフィーディングがうまく行くのは、この長さが大きく貢献している気がします。
もちろん、手前のタイプのくぼみの形状がBWCカートの先端形状と合わないという事もあるでしょう。

従ってMGC系のガバメントで、フラットなフィードランプが付いているモデルであれば、エキストもフィードランプも加工する必要がなく、デトネーターの交換のみで発火できるという事です。たぶん。

で、くぼみタイプのフィードランプは、削ってBWCカートがスムースに送り込まれるように調整しなければなりません。

少しの加工で済むかと思ってたら、かなり形を変えてしまいました…。
しかしこれでフィーディングも快調になりました。

■発火

チャンバーにプラス1発の8発装填で5回、計40発発火したところ、
閉鎖不良 1回
不発 1回
暴発 0回
排莢不良 0回

スプリングの調整無しで、なかなかの好成績!

さらなる発火テストを続けていきます。

しかし、デトネーターの交換だけでなく、フィードランプを削らないといけないというのも面倒なので、

フラットタイプのフィードランプを参考に、専用のフィードランプも製作中です。
デトネーターと一緒に交換するだけで快調に作動するならベストです。
  

Posted by T.K.Red at 00:45Comments(12)モデルガン

2017年12月11日

MGCガバ×BWCカート用デトネーター試作

MGCやCAWのデトニクスで、BWCのダブルキャップカートを使用するためのデトネーターを製作した事は何度か記事に書いた通りです。
今度は同じくMGC系列/CAWのフルサイズガバメントでBWCのダブルキャップカートを使うためのデトネーターを作りました。

「GM12」と呼ばれる、リアルサイズカートを使うMGC系のガバメント用です。
フルサイズガバの場合、カスタムデトネーターではなくバレルそのものをGM-7の物に変えてしまうという方法もあり、今まではそちらのほうがベターと考えていました。
銃本体の頑丈さとは裏腹に、バレルがとても破損しやすいMGCガバに、頑丈で入手もしやすいGM-7のバレルは非常に重宝します。様々なデトネーターが用意され、各種カートに対応しているのも魅力です。しかしGM-7バレルを組み込むには若干の加工や変換用リンクの調達が求められる上、「フィードランプをどうするか?」という問題が常につきまといます。

そうなるとCAWがMGCのガバメントをリバイバルしている今となっては、そのまま使えるCAWのバレルも良いのではないかと思い始めました。CAWがリバイバルしたバレルはMGC時代に比べれば破損しにくくなっており、今のところはパーツ供給もまあ安定しています。

というわけで、GM12のバレルに合わせたデトネーターを試作し、M1911A1トランジションで発火テスト。

出来たてのデトネーターは、例によって盛大に火を噴きます。
作動快調!
…なんですが、このガバメントはこれまで様々な発火テストの検体となり、あちこち削ったりパーツ交換したりしているので、素の状態のGM12とは言えません。
そこで、

バージンに近いMEU(新日本模型)と、ゴールドカップナショナルマッチ(CAW)を使ってテスト。

すると、フィーディングに問題がある事が発覚。
色々いじって快調作動するようにはなったのですが、その過程は近日アップします。

関係ないけど、イライアソンサイトの付いた銃ってあまりいじり慣れていないので、手動で操作するとスライドが戻る時にサイトの角で手を切りそうで怖いです。
  

Posted by T.K.Red at 23:22Comments(11)モデルガン

2017年12月04日

M9のデトネーター抜け対策

タナカのベレッタM9は絶好調モデルですが、しばらく使用しているうちにデトネーターがバレル内に固定されず、抜けるようになって来ました。
きちんとイモネジで固定したつもりでも、スライドを操作するだけで振動で(?)抜けてきます。

イモネジの締めすぎや、斜めに入れてしまったなど自分の締め方のミスか、発火の衝撃でイモネジが暴れてネジ穴の溝を潰したか、いずれにしてもバレルのネジ溝がダメになったのだと思います。
それなら長いネジを使用すれば良いのではないかとマニアの方からアドバイスを頂き、試してみる事にしました。
幸いにもベレッタの場合はバレルのネジ穴が長いため、先端側の溝が多少潰れても、長いネジを使う事で解決できそうです。
まずはタナカよりも少し長いマルシンベレッタ用のネジを使ってみましたが、改善は見られなかったので、さらに長いイモネジを見つけ、これを使用してみました。

写真上が全長12ミリのネジで、下がタナカ純正の全長8ミリの物です。
上のネジを入れてみたところ、新品時のようにガッチリとデトネーターが固定されました。

発火テスト。

EVO2カート30発、PFC15発。
いずれの発火後もデトネーターの固定に変化はなく、大丈夫そうです。

もし同じ症状が起きている方がいれば参考にして頂ければと思いますが、しかし長いイモネジが調達できないかも知れません。
その場合は、まず純正のネジを締めた後、その上からグロックやSIG用のイモネジ(全長5ミリ)か、GM5用のイモネジ(全長6ミリ)を締めるという、イモネジ二段重ねでも長いネジを使うのと同じような効果が得られました。

上写真のネジ穴内には、すでに純正のイモネジが奥まで入っています。その上からグロック用のネジをさらに締めるわけです。
発火はしてませんが、手動操作では問題ありませんでした。

2つのネジの組み合わせはピッチさえ合えば何を使ってもOKだと思いますが、バレルのネジ穴から突き出てしまうとリコイルスプリングに干渉するので、

せいぜいこれぐらいの長さまでにすると良いかと思います。
  

Posted by T.K.Red at 18:51Comments(5)モデルガン

2017年11月30日

USP/P8用新型バレル


タナカのUSPやP8用のバレルがリニューアルされ、予備パーツとしての販売が始まっています。
メーカーから公式にアナウンスされていませんが、今月再販されたP8からこのバレルに変更されているようです。
新型バレルは、基部が金属の別パーツになっています。


金属になった箇所はタナカUSP/P8の泣き所で、発火を繰り返すとどんどん変形していき、そして破損します。
下写真は旧型のバレルで、わずか30発しか発火していませんが、すでに前面2カ所が潰れて来ています。


このまま発火を続けると、

こんな感じで破損。
ロッキングピースと噛み合わなくなってチャンバー側が持ち上がり、

スライドに当たってエジェクションポート周辺を破損するという最悪の結末が待っています。

タナカのUSP/P8の仕組みでは、必ずバレル基部に負荷がかかるため、自分も以前、似たような対策を試してみました。

基部をすべて削り取り、
自作した樹脂の別パーツを装着。この別パーツを消耗品として、傷んで来たら交換するという案です。

しかし、発火してみたところ、

基部が下に引っ張られ、ネジの部分からバレル本体が破損しました。

改めて旧型バレル(左)と新型バレル(右)の比較です。

基部の半分だけが金属の別パーツで、上半分は旧来通りの樹脂一体です。
確かに、これならロッキングピースと当たって削れていた部分は金属で頑丈になり、下へ引っ張られる力は従来通り樹脂一体の段の部分で受け止められます。

さっそく発火。


30発撃った後のバレルです。

変化なし。
これなら安心して発火できそうです。

気になるのは、金属パーツにした事で薄くなった樹脂部分の耐久性。
また、これまでは樹脂が当たっていたロッキングピース、

赤矢印の部分に、今度は金属が当たる事になるので、こちらの損耗がどうかです。
これらは発火を続けて検証してみようと思います。

しかし、従来型のバレルに比べて、圧倒的な安心感を得られました。
エボリューションHPのUSP/P8は、これでより一層発火マシーンになりそうです。
自分の把握しているところでは、モデルガンパーツショップM9と、御徒町のTAKE FIVEでこのバレルを取り扱っています。
  

Posted by T.K.Red at 21:32Comments(7)モデルガン

2017年11月26日

エキストラクターを黒メッキ


BWCのキンバーCUSTOM TLE II です。
アウトレット品として購入したものですが、とてもお気に入りです。

この銃の特徴は、

外装式エキストラクター。フレアーカットとの組み合わせがデザイン的にも素晴らしく、ドキドキします。
スチール削り出しの特製パーツという点もありがたいのですが、発火するとサビます。
発火後に毎回エキストラクターを分解してクリーニングすればなんとか大丈夫ですが、ちょっと気を抜くと、すぐにうっすらと赤いサビが浮いて来てしまいます。
サビた時には磨き落としてリブルーする事で対応していましたが、面倒なので何か対策したいと思っていました。

で、以前SFAローデッドのマグキャッチに、黒ニッケルメッキをかけるという方法を試したのですが、1ヶ月半以上経過しても…

剥げる気配はなく、なかなか良い感じです。

というわけで、キンバーのエキストラクターも黒ニッケルメッキしてしまいます。

まずは全体を磨いて地肌を出します。
そして脱脂したあと銅メッキをかけます。

定石通り、銅メッキ→ニッケルメッキ(銀色)→黒ニッケルメッキの順番で重ねて行きました。
…が!
最後の黒ニッケルメッキがどうにもうまく乗らない。いくらやっても黒くならないのです。
マグキャッチとは材質が違うからかも知れません。
そう言えば最初の銅メッキも乗りが悪かった気がします。

それで思い出したのですが、真鍮にメッキをかけた時も、銅メッキは乗りが悪く、その上にニッケルメッキをかけてもすぐに剥げてしまいました。試しに銅メッキせずにいきなりニッケルメッキをしたところ、そっちのほうが良くメッキできた、という事があったのです。

金属によってメッキとの相性があるのでしょうか?
そういう知識がないのでよく分かりません。
特に自分の使用している「めっき工房」は、特別な技術で家庭での簡単なメッキを実現しているため、一般的なメッキとも異なるので余計に分かりません。

とりあえずここまでやったメッキを削り落とし、真鍮の時と同じようにいきなりニッケルメッキをしてみました。

しかし、真鍮だと金色が銀色に変わるのでメッキされていると分かるのですが、磨いたスチールだと色が変わらないのでちゃんとニッケルメッキされているか分かりません。

しかし、このあと黒ニッケルメッキにとりかかると、

おお!どんどん黒くなっていく!
理屈は分かりませんが、どうやらうまくいったようです。

一度全体が黒くなったら、スライド側面に露出する面をポリッシュし、脱脂してまた黒ニッケルメッキをかける…という作業を数回繰り返しました。

知識もノウハウもないため苦戦しましたが、なんとかイメージに近い仕上がりになりました。

黒ニッケルメッキは、やや黄色がかった黒なのでガンブルーとは違いますが、これはこれで味わいがあります。

メッキの強度や、肝心の耐サビ性能を早く試したいところですが、実はスライドとフレームをセラコート業者に出しているため、組み込む事ができず。
早く戻って来ないかな〜。
  

Posted by T.K.Red at 21:44Comments(4)モデルガン

2017年11月24日

グロック用ZEKE中空デトネーター


以前、ZEKE製のタナカM9用中空デトネーターとホローインナーを試したら調子が良かった
ので、今度はグロック用のデトネーターを入手しての発火テストです。


カートはC-Tecのマイルドキック、インナーのみZEKEのホローインナーに交換し、5ミリキャップをセットしての発火です。

今回は15発、1マガジンのみの発火です。

ズドンッ!という轟音と共にマズルから火を噴き、カートがエジェクトされました。

しかし、

フィードランプのところに次弾が引っ掛かり、いきなりジャム。
その後も同様のフィーディングトラブル、さらに不発が頻発し、結局3連射すらできませんでした。
M9の快調さとは雲泥の差です。

もともとMGCの設計(つまりCPカート使用を想定)のM9と異なり、グロックやSIGはタナカのパラ/エボカートを使用するためのフィードランプ形状ですから、CPカートを使うなら加工調整はある程度必要であると思います。
フィードランプを削り込む事で給弾不良は解決できるはずですが、不発のほうも何か解決策を見つけたいところです。

P8のバレルがリニューアルされて破損しにくくなっているようなので、そちらを入手したらP8やUSPでもZEKEインナーを使って発火してみたいです。
  

Posted by T.K.Red at 21:56Comments(6)モデルガン

2017年11月18日

BWCガバをシングルキャップで発火


GM-7ベースの良質なカスタム製品を作り続けるBWC製モデルガンの売りのひとつが、ダブルキャップカート

これを使用しての発火です。
添加物なしで、お手軽に迫力ある発火が楽しめる点は優れものですが、時と場所によっては、あまり大きな音が出せない事もあります。
そんな時にはシングルキャップで発火したいわけですが、近年のBWCのモデルガンに、一般的なCPカートは使用できません。
GM-7でCPカートを使用するためのデトネーターは発売されていますが、砲底面がフラットになっている最近のBWCモデルガンには使えないのです。

フラット砲底面。
タニコバ製はブリーチ面が少し下がっているため、デトネーターの全長や、カートストッパーの位置が変わって来ます。
フラット砲底面対応のCPカート用デトネーターはないので、なんとか工夫してシングル発火してみようと思います。

方法としては、
1)BWCカートのFピンインナーに5ミリの空キャップをセット
2)ケースとプライマーはBWC製だが、Fピンを一般的なCPカートの物を使用

のいずれかになりますが、今回は(2)の方法で行いました。
デトネーターはダブル用そのままです。
エランのモデルガンは、デトネーターを変更する事なく、カートのFピンを変えるだけでダブル発火/シングル発火を変える事ができますが、BWCの場合はどうでしょうか。

下写真右側の一般的なCPカート用Fピンを使用します。

BWCのダブル用と比較してもそれほど全長は変わりませんが、少し短いので、発火前に7ミリの空キャップをカートにセットし、チャンバーに入れてプライマーを押してみました。

結構深く押し込めてしまいます。
これだと不発が起きるかも…と予想しながら発火テストです。

今回は2マグだけ発火です。

■1マガジン目
 初弾がチャンバーに送り込まれると同時に、3バースト発生。
 その後2バーストも発生。

予想外に暴発が起きたのでビックリ。
2マグ目は、発火前に手動にて全弾、装填/排莢を繰り返し、Fピンを適切な位置にしてやってから発火。

■2マガジン目
1発、2発と順調に発火したものの、3発目でやはり2バースト発生。あとは問題なし。

今回のテストでは不発、ジャムは起きなかったものの、暴発しがちという結果になりました。
デトネーターとカートの寸法関係はあまり問題なさそうなので、あと少し工夫すれば快調に作動するかも知れません。

しかし、ダブル用のデトネーターをそのまま使用する方法では、一般的なCPカートリッジが使えません。太いデトネーターが弾頭の開口部に通らないからです。
C-Tecなど一般的なCPカートを使用するためのデトネーターが欲しいところですね。
  

Posted by T.K.Red at 23:10Comments(4)モデルガン

2017年11月11日

第6回モデルガンカーニバル東京終了


今年のモデルガンカーニバル東京も無事終了しました。
常連の方や初参加の方、遠方からお越し頂いた方、未来のモデルガン界を担う10代まで、たくさんの方にお越し頂き、盛況のうちに幕を閉じました。
参加された皆様、ご協賛頂いた団体様、ゲストの小林太三社長、ありがとうございました!
詳報は後日モデルガンカーニバル東京のブログに掲載致します。
  

Posted by T.K.Red at 23:38Comments(3)発火イベント

2017年11月07日

イベント用キャップ火薬


ここしばらく、全国的にキャップ火薬の品薄状態が続いていました。
自分は買い置きが結構あったのであまり困らなかったのですが、やはりカネコ1社の製造ではちょっと心配になりますね。
そんな中、今度の土曜日にはモデルガンカーニバル東京が開催されます。
先週末ぐらいからキャップ火薬も再出荷が始まっているようなので、すでに品薄状態は解消されていますが、購入する時間がない方のために、7mmMGキャップを20箱ぐらい持って行く予定ですので、会場で買う事も可能です。
モデルガンカーニバル東京の参加申込みは、定員まであとわずかです。
参加されたい方は、公式ブログよりお早めにお申し込みください。

モデルガンカーニバル東京 公式ブログ
  

Posted by T.K.Red at 20:23Comments(0)発火イベント

2017年11月05日

Vショー終了!次はMGCT

本日は都立産業貿易センターにてビクトリーショーでした。
ブースにお越し頂きました皆様、ありがとうございました。
また『モデルガン発火体験』にもたくさんの方にお越し頂き、これまたありがとうございました!
以前、発火体験をしてすぐにGM-7を購入し、すっかりモデルガンにハマッてしまったという話も聞き、非常に嬉しくなりました。少しずつでもモデルガンファンが増えると良いです。

さて、あと1週間もしないうちに「モデルガンカーニバル東京」です。
こちらは愛銃を持ち寄って気が済むまで発火できるイベントです。

11月11日(土)モデルガンカーニバル東京への参加申込みは、公式ブログから受け付けています!
モデルガンカーニバル東京 申込みはコチラ
  

2017年11月04日

モデルガン発火体験の予習4【モデルガンの種類と購入のすすめ】


明日のビクトリーショーに出展する『モデルガン発火体験』予備情報、第4回です。

第1回 モデルガン発火の楽しさを知る

第2回 モデルガンの扱い方(前編)
第3回 モデルガンの扱い方(後半)

ここまでエアソフトガンユーザーに向けて、モデルガンに関する基礎情報やモデルガン特有の扱い方などを書いて来ました。最終回は、
【モデルガンの種類と購入のすすめ】
です。

Vショーの『モデルガン発火体験』ブースで発火してみて、「モデルガンも結構おもしろい」と感じたなら、ぜひどこかのお店でモデルガンを1挺買ってもらいたいと思うのです。Vショーの中では、「むげん」や「アングス」などのブースでモデルガンを販売しています(私たちのブースでは販売していません)。
とは言っても、いきなり購入はハードルが高すぎるかも知れませんので、「どんな銃がモデルガン化されているのか?」というあたりからでも興味を持ってもらえたらと思います。

『モデルガン発火体験』ブースでは、タニオ・コバ製の1911系を使用しています。数あるモデルガンの中でも、特に快調に作動し、壊れにくいというのが理由です。

エアガンと同様、ドル箱スターの1911系はタニオ・コバ以外にも多くのメーカーが発売し、バリエーションも豊富です。1911ファンは困る事はないと思います。

しかし、モデルガンも1911だけではありません。
例えば銀幕のスター、ベレッタ92系

モデルガンの扱い方(前編)で「エジェクションポートからカートが見える」というモデルガンの醍醐味を説明しましたが、その最たるはオープントップスライドのベレッタです。この美しい姿はベレッタ以外ありません。

そのほか、グロック17SIG P226、またUSPなど、王道の機種は大抵モデルガン化されています。


リボルバーも、S&Wとコルトの主要モデルならちゃんと揃っています。


もちろん、長物だってあります。


Vショーのショップブースや、いつも行くガンショップでも、今までモデルガンコーナーはきっとスルーしていたと思いますが、『モデルガン発火体験』に参加されたら、これを機にモデルガンもちょっと気にして見てください。

モデルガン購入に踏み切れない理由として、
「エアガンや装備を買うのに精一杯で、とてもモデルガンにお金をかけられない」
という意見が聞かれました。
確かにエアガンとモデルガンの両方を同じように集めようとしたら破産してしまいます。両者のウエイトは違っても良いわけですから、とりあえず1挺だけ所有してみてはどうでしょうか。

実を言うと、モデルガンマニアのほとんどは、エアガンも持っています。
例えば、下の写真は私の所有しているガスガンです。

マルイのM&Pと、KSCのグロック19です。
このブログを開設して以来、エアガンの画像は一度もアップしていないので、これが初登場です。
私はモデルガンマニアですが、それでも時には弾を飛ばして遊びたい事だってあるので、エアガンもちゃんと持っているんです。所有しているトイガンの中では、1割程度の挺数だと思いますが。
それと同じで、基本はエアガンユーザーであっても、「ちょっと火薬のにおいを嗅ぎたくなった」時のために、モデルガンを1挺買っておいても良いと思います。

「初めて買うモデルガンは何がイイか?」
という質問も多いです。答える人によって「タニオ・コバの1911が良い!」「マルシンのベレッタ92FSが入門に最適!」など意見は分かれるところです。
自分も「タニオ・コバの1911」と答えがちですが、それは今まで銃に興味がなかった人へ勧める場合の話。
ガンファンなら「自分の好きな銃を買うのが一番」だと思います。

エアガンに比べてモデルガンは新製品がなかなか発売されないため、例えばS&WのM&Pや、H&KのVP9といった近年の人気機種は残念ながらまだモデルガン化されていません。
しかし「好きなハンドガン・ベスト5」を挙げれば、きっと1挺はモデルガン化されているはずです。準備やメンテナンスなど、エアガンに比べて手間のかかるモデルガンですが、好きな銃であればそれらの作業をするモチベーションも上がるというもの。
ぜひモデルガンの購入を検討してもらいたいですし、そのための質問や相談は、『モデルガン発火体験』ブースや隣接する『切粉』『T.K.Red』ブースなどでバンバン受け付けています。


ちなみに『モデルガン発火体験』を主催するモデルガンフリークスは、メーカーやショップの回し者ではありません。単なるモデルガン好きが集まって主催したから、「モデルガンフリークス」です。
なぜこのような活動をするかと言うと、多くの人にモデルガンの魅力を知ってもらいたいからなんですが、一番伝えたい相手がエアソフトガンユーザーです。
純粋に競技の道具としてエアガンを手にしている精密射撃の選手などは別として、ほとんどのエアガンユーザーはガンファンのはずです。そして実銃を持てない日本だから、実銃の代用品としてエアガンを手にしているのだと思います。
その実銃の代用品には、エアガン以外にモデルガンという選択肢もあるという事、そしてそこにはエアガンとはちょっと違う楽しさがあるのだという事を、まずは知ってもらうところから始めようというわけです。
ですから、「初歩的な事を聞いたらバカにされるかも」とか思わず、モデルガンに関して分からない事や知りたい事があれば、どんどん質問してください。
モデルガンファンはエアガンファンを敵視したり、見下しているという事はありません。ネット上にそのような発言があったとしても、それはごく一部です。ほとんどのモデルガンファンはエアガンファンがモデルガンにも興味を持ってくれる事を望んでいます。だから小さな事でも、質問すれば嬉々として答えるはずです。
モデルガンファンはエアガンファンに比べて年齢層が高いため、少し話しかけにくいかも知れませんが、同じガンファンです。鉄道ファンと話すのとは違います。エアガンファンとモデルガンファンは、「親戚」みたいなもの。もしくは「お隣さん」です。

明日のVショーでは、お買い物のついでに5階Gun/ミリタリーフロアのF16『モデルガン発火体験』にお立ち寄りください。
  

2017年11月02日

モデルガン発火体験の予習3【モデルガンの扱い方(後編)】

11月5日(日)のビクトリーショーに出展する『モデルガン発火体験』予備情報です。

第1回 モデルガン発火の楽しさを知る
第2回 モデルガンの扱い方(前編)

前回は発火前のモデルガンの扱い方について書きました。後編は発火です。
「トリガーを引くだけ」と言えばそれまでなんですが、ちょっと付随情報なんかも書きたいと思います。

モデルガンは跳弾によって怪我をする可能性がないため、撃つ時もゴーグルなどのアイプロテクションを装着する必要はありません。

準備や後始末など何かと面倒くさいと思われがちなモデルガンですが、この点に関してはモデルガンのほうがお気楽です。
火薬カスが目に入ったり、銃が破損した場合に破片やパーツが顔に向かって飛んで来る可能性もゼロではないため、「モデルガンでもアイプロテクションをすべき」という考えの人もいますが、メーカーが推奨しているわけではありませんし、愛好家の間で広く定着しているルールというわけでもありません。従ってアイプロテクションをせずにモデルガンを発火したからといって、非難の対象になる事はありませんし、現在のモデルガン界では、アイプロテクションをしない方が一般的です。
『モデルガン発火体験』ブースにもアイプロテクションは用意していませんので、「銃を撃つ時はゴーグルをしないと落ち着かない」という方はご持参ください。

さて、いよいよ発火です。
「ウィーバースタンス」や「アイソセレススタンス 」など両手保持の姿勢で構え、グリップをしっかり握ってください。
リコイルをより感じたい方はワンハンドでも結構ですが、その際にはグリップをキツく握ってください。
とにかく、弾が飛ばないからと言ってイイ加減に握るのはNG。緩いグリッピングは、実銃同様ジャムの原因となります。

サポートハンドの親指を後方へ回す人もいますが、これもNGです。

後退したスライドが親指に接触し、怪我をする恐れがあります。
これはガスブローバックガンでも同様のはずですが、モデルガンのほうがブローバックのキック力が強いため、より注意が必要です。

構えが決まったらトリガーを引き絞ります。

バン!という発火音と同時にスライドが後退し、エジェクションポートからカートリッジが飛び出します。
そう、弾は飛びませんが、カートは飛びます!
TOPのM4系やライブシェルのショットガン、マルシンのカート式などで遊んでいる人でも、発火音やガンスモークと共に排莢されると、ちょっと違う印象を持つはずです。

『モデルガン発火体験』で使用するタニオ・コバの1911系は、モデルガンの中でも快調モデルとして知られているのですが、それでも作動不良(マルファンクション)が発生する事もあります。

作動不良の一例、「ストーブパイプジャム」です。
カートリッジがうまく排出されず、エジェクションポートに挟まり、ストーブの煙突のようになっています。
「新鮮でおもしろい」と、エアガンで経験した事のないジャムを楽しんでくれる方もいましたが、ノートラブルで楽しんでほしい我々としては少々複雑です(笑)。

このように、
カートがうまく排出されない「排莢不良」のほか、
排莢されても次弾がチャンバーにうまく送り込まれない「給弾不良」
トリガーを引いても発火しない「不発」
など、モデルガンでは実銃に起こるのと同じ作動不良が発生します。


このような場合には、スライドを引いて問題のカートリッジを外へ出してしまえば大抵のトラブルはクリアできます。
自分でトライしても良いですし、よく分からない場合にはスタッフに聞きながら行ってください。うまく出来なかったり、自信がなければスタッフに銃を託してもらって結構です。
数年前、クリス・コスタ氏が来日した際にモデルガンを撃つ映像がハイパー道楽にアップされましたが、コスタ氏は実銃と同じハンドリングであっという間にマルファンクションをクリアしていました。あれぐらい素速く扱えるようになるとカッコイイですね。モデルガンは射撃以外の練習が、ほぼ実銃同様に行えるのも魅力のひとつと言われています。

またモデルガン特有の作動不良としてバースト(暴発)があります。
スライドをリリースして初弾をチャンバーに送り込んだ瞬間、または発火・ブローバックしてスライドが戻った瞬間に、次弾が発火してしまう現象です。
後者の場合には、トリガーを1回しか引いていないのに、ババン!と2発(あるいはそれ以上)発火してしまいます。
ちょっとビックリするかも知れませんが、モデルガンではごくたまに起きる現象だと思ってください。

全弾撃ち尽くすと、ガスブローバックガンと同様、スライドがホールドオープンします。

銃口やエジェクションポートから煙が立ち上り、火薬の香りが漂いますので、撃った余韻に浸ってください。

以上、『モデルガン発火体験』ではここまでをお楽しみ頂けます。

発火後は銃のクリーニングをする必要がありますが、それはスタッフが行います。
しかし、将来皆さんがモデルガンを購入したら、発火して遊んだ後に必ずクリーニングをする時が来るので、少しだけ紹介しておきます。

フィールドストリッピング(通常分解)した状態です。

普通はここまでの分解で十分なクリーニングが可能です。
バレルの中に水を通して火薬カスを洗い流したり、フレームやスライドに付着したカスをティッシュや綿棒で拭き取り、仕上げにシリコンオイルを吹いて組み直せば完了です。
面倒くさいと思われるかも知れませんが、慣れればすぐに終わります。

エアガンでもカスタムやチューンを行う人であれば頻繁に分解/組み立てを行うかも知れませんが、中には「買ってからほとんど分解しない」という人もいるかも知れません。
実際問題として、日本製のエアガンは箱出しでも十分な性能ですし、分解してのメンテナンスを一度も行わなくても、問題なく使い続けられる製品ばかりだと思います。
対してモデルガンの場合には、「発火」と「分解&クリーニング」はワンセットです。クリーニングをしないと金属パーツがサビたり、火薬カスが固着して作動不良の原因となります。そう考えると確かにエアガンよりは手間がかかりますが、「実銃と同じ」と考えれば少し楽しくなります。特殊部隊員や軍人、あるいは殺し屋になった気分で銃の手入れをしていると、なんとなくウキウキします(笑)。

普通は遊び終わってからクリーニングを行うのですが、『モデルガン発火体験』では毎回かなりの発火総数に達するため、途中で何度かスタッフがクリーニングを行います。興味のある方は、どんな感じでやっているのかちょっと覗いてみてください。

『モデルガン発火体験』は11月5日のVショー・5階Gun/ミリタリーフロアのF16です。
  

2017年10月31日

モデルガン発火体験の予習2【モデルガンの扱い方(前編)】

11月5日(日)のビクトリーショーに出展する『モデルガン発火体験』コーナーに参加予定の人向け、予備情報の第2弾です。
前回、【発火の楽しさを知る】では、モデルガンの発火に関する基礎知識を書きました。

今回と次回は、【モデルガンの扱い方】を2回に分けて紹介します。前編は、発火前の扱い方の話です。

「モデルガンの扱い方」と言っても、普段からエアソフトガンをいじっている人を対象に書きますので、「銃口を人に向けない」とか「撃つ直前までトリガーに指をかけない」なんて初歩的な話は省きます。ここではエアガンと異なるモデルガンならではの部分を中心に書きますが、エアガンと同じところもあるのでその辺りは復習のつもりでお読みください。

『モデルガン発火体験』ブースではタニオ・コバ製の1911系モデルガン、そして樹脂製のカートリッジを使用します。
「カートリッジ」というのは「薬莢」の事で、中に火薬をセットして使用します。以後「カートリッジ」または「カート」と呼びます。

タニオ・コバの1911用カートリッジには金属製もあり、本当はそちらを使用したほうが雰囲気もあるのですが、『モデルガン発火体験』コーナーでの発火総数は毎回1,000発前後にのぼるため、紛失した際のリスクなどを考えると樹脂製カートのほうが安価ですし、スタッフが準備をしやすいなどの利点もあるため、樹脂製を使用しています。

『モデルガン発火体験』にお越し頂いた方には、火薬がセットされたカートリッジと空マガジンを渡し、ご自身でマガジンに弾を込めるところから体験して頂きます。
エアガンはケースレス(薬莢を使用しない)方式が主流ですので、まずここで新鮮に感じる方が多いようです。
海外で実弾射撃を経験された方であれば戸惑うことはないと思いますが、エアガンオンリーで遊んでいると意外と手こずる方もいるようです。

装填するカートリッジを、前方から後方斜め下方向へ、押し下げるように入れていきます。この時、マガジンを持っている手の親指か人差し指でも、先に入っているカート(初弾の場合にはマガジンフォロアー)を押し下げてアシストしてやると良いです。

参加者の中には、装填し終わったマガジンを叩く人が結構いらっしゃいます。

映画や実銃動画などでよく見られる動作なので、たぶん皆さんやってみたいのだと思います。
あれはマガジン内で弾をキレイに整列させる目的があり、モデルガンでやってもある程度効果はあると思います(やらなくてもあまり問題はありません)。
ただしモデルガンのカートリッジは、火薬や内部のパーツが押し込んであるだけなので、あまり強く叩くとこれらのセッティングが外れてしまい、あとで作動不良の原因となります。
この動作をされる場合には、軽くポンポンと叩く程度にしましょう。

続いてマガジンの挿入です。

実銃ではマガジン前面から最上段の弾の前方に人差し指を這わせるテクニックがあります。マガジン挿入口と素速く位置を合わせられるのと、指の感触でマガジンに弾が装填されているのを確認できるそうです。単にマガジンを挿入するだけでも良いですが、せっかくカートリッジを使用しているのだから、色々なテクニックを試してみるのも良いかも知れません。

ホールドオープンした銃にマガジンを入れると、エジェクションポートから装填したカートリッジが見えます。

エアガンとは違う風景です。
エキストラクターやエジェクターなど、エアガンにはないパーツも実銃通りあるので、ぜひ見てみてください。
細部のリアルな構造から実銃に想いを馳せるのも、モデルガンの醍醐味のひとつです。

スライドのリリースは、エアガンと同様、
●スライドストップレバーを下げる
●ホールドオープンしているスライドをさらに少し引いて放す

…の、いずれかの動作で行います。
どちらでも良いですが、ガスガンよりもリコイルスプリングが強いモデルガンは、スライドストップレバーを使用すると「ノッチ欠け」が起こりやすいため、「ホールドオープンしているスライドをさらに少し引いてリリース」が推奨される傾向にあります。

スライドが前進すると同時にカートリッジが1発チャンバーへ送り込まれ、いつでも撃てるホットな状態になります。

弾は飛ばないと分かっていても、火薬が入っていると思うと少しドキドキするはずです。
撃つ前の緊張感は、実銃もエアガンもモデルガンも一緒です。

発火とその後の扱い方は【モデルガンの扱い方(後編)】に続きます。